架空ストア一周年の今日、毛をむしられたくないので私は遠くから眺めていたが、店から出てきた鳥を見つけたので話を聞いた。
彼(彼女かもしれないが)は内部の様子を撮影した写真を見せてくれた。

どうやらタマゴのようである。
親鳥はいなかったということで彼はとても心配していた。

数ある商品の中、彼はミカンを購入したそうだ。
店員に勧められたという話だったが、私には店員がいるようには見えなかった。
天井付近にいたのかもしれない。
とにかく毛は大切なので私は早々に退散したのだが、山猫のロックは一度聞いておくべきだと思った。
ちょっとブラジルまで行ってきました。
帰りにタイに寄りました。
パスポートは持ってません。
雨で流れてしまいました。
今度は自転車ですっころんだ。
自動車と電車と線路と歩行者が見えた。
空は見なかった。線路は全てピカピカに磨かれて完璧だった。
K氏のように骨を折ったりしなかった僕は中途半端だ。
どうやら悪い流れを断ち切ってしまったらしい。
夜空を見て帰ろう。いくつか山を越えた。
そうしている間に10月1日。
レトロインクは5歳になった。
ありがとうとしか言いようがない。
雨にたたられたゴイサギが部屋へ入ってくる。
先に帰ってきてストーブの前で足踏みしていた僕はまださっぱり乾かないのに、
ゴイサギはものの数分でカラリとする。
それを裏切りだと言ってにらむのはゴイサギで、
にらまれるのはもちろん僕だ。
ハリネズミは隣の部屋から出てこない。
雨に濡れるような連中と同席するのを快しとしないのだ。
ロケットに比べると、スペースシャトルにはあまり好意を持っていない。
好意を持てない理由は思い当たるところがたくさんあって、
その最大のものが「帰ってきちゃう」という点なのだけど、
「チャレンジャー」が事故で爆発してしまった点も、案外と大きいかも知れない。
これが「ロッキード・エレクトラ」や「こだま」や「バットモービル」だったら、
もっと違った印象だったろう。
学生時代にしか使わない言葉というのがある。
「放課後」なんかもその一つだ。
学生時代にしか使っちゃいけないわけではないが、
卒業してしまうとなかなか使う機会がない。
そのおかげで、「放課後」という言葉には、学生時代の思い出だけが乗っかっている。
口にすると、その後の十数年の出来事をことごとく蹴散らして、
学生時代の香りが鼻の先にただよう。
日本のスペースシャトルには「放課後」と名づけたらどうだろうか。
それは一切の事故を起こすことなく、だけど帰ってこないに違いない。
やっぱり本栖湖が一番端でした。
お詫びして訂正いたします。すみません。
私の頭の中では、富士山は常に南です。
枕の位置に困ったら富士山の見える方に置けば大丈夫です。
こちらの勝手なこだわりを貫かせていただくお詫びとしてお礼として代車として代謝として準備中。

プリミティブな画家たちが水たまりの白鳥たちを追い立てる。
評判の高い水たまりだから、白鳥たちはすぐにまた戻ってくる
真夏の太陽、画家たちは滝のような汗、水たまりは広がっていく。
僕は「シンプル」を3日考えるうちに「ユニヴァース」ということにたどり着く。
そこにさらに3日の時間を投げ入れるかどうかが問題だ。
井戸は暗くて底が見えない。だけどとっても涼しそうだ。
そこが今一番身近な宇宙であることは間違いないんだよ。
暇を見つけては町を作っている。
勝手に町に住み着く連中がいて、
いつの間にか道が出来ていて、
気がつけば僕は魔王だ。

ゴイサギが窓から覗いて、そうつぶやいて去っていった。
空を飛ばずに、歩いて道路を渡っていったのは、
きっと何かの罠だと思う。
罠にかかりに行きたかったけど、靴ヒモが長すぎてうまく結べないからダメだ。