花は罠
崖の先端に咲く花を見ようとして海に落ちたり、
花束の中に爆弾が仕込まれていたり、
花の香りに誘われて眠ってしまったり、
ようやく分かった。花はいつも罠だ。
棺の中に花を満たすのももちろん罠だけど、
それが何を狙った罠なのかは、
僕らはもう忘れてしまった。

「はなまちどり」リリース。
こういうコンテンツが流行る!という確信は全くなかったけれど、
こういうコンテンツが欲しい!という気持ちには迷いがなかったので、
迷わず進んでみることにした。
行くしかないだろ?だってあそこに花が咲いてるんだぜ。
同じ思いの人が一人でもいたらいいな…と思いながら船を漕ぎ出すのは、
僕の考える「もっとも基本的なウェブ」のイメージに近い。
すごくすごく楽しいイメージだ。
お先に失礼
それぞれ好き勝手に回る歯車は平和
見果てぬ海
渡り鳥の旅行カバン
車輪の下、線路の上
今度は自転車ですっころんだ。
自動車と電車と線路と歩行者が見えた。
空は見なかった。線路は全てピカピカに磨かれて完璧だった。
K氏のように骨を折ったりしなかった僕は中途半端だ。
どうやら悪い流れを断ち切ってしまったらしい。
夜空を見て帰ろう。いくつか山を越えた。
そうしている間に10月1日。
レトロインクは5歳になった。
ありがとうとしか言いようがない。
海につまずく、波に降られる
久しぶりにつまずいた。
比喩的な意味ではなくそのままの意味で。
H2ロケットを輸送できるくらいに幅広い道の真ん中だったから、
激しくひっくり返って転んでも、顔を上げればまだ道の上だった。
つまりオンステージ。芝居は続行ということだ。
路上パフォーマーは、どうやって「終える」んだろう。








